FSF第20回記念学術集会内で開催した学生プレゼンテーション発表にてポスター賞を受賞された方から届いた喜びのコメント

 

金賞  山本慎也(大阪大学大学院工学研究科)

 今 回初めてFSFに参加させて頂きました、大阪大学の山本慎也と申します。私はメタボロミクスの手法と官能評価を醤油に適用することにより、醤油の成分と二 次機能間の相関を解析する研究を行なっています。私の所属の所属する研究室は工学研究科ということもあり、普段からFSFに参加している農芸化学会の研究 者の方からすれば、私達の研究は怪しい手法を用いた異質な研究だと捉えられていたはずです。会場では完全アウェーの雰囲気をヒシヒシと感じたため、非常に 緊張しました。しかし、コンセプトや手法に物珍しさを感じてくれたのか、美味しい宮崎の焼酎を飲んでいたおかげで滑らかに話せたからか、普段参加する学会 とは男女比が異なったために気合が入ってショートプレゼンが上手くいったからなのか、原因はともかくとして、多くの方がポスターを見にきてくれました。そ の結果、私はベストプレゼンテーション賞金賞をいただくことができました。このように研究発表を行って賞を頂いたのは初めての経験でしたのでとても嬉しく 思っています。これまでご指導ご鞭撻頂いた先生方、共同研究者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

  しかし、調子に乗りすぎたことを少し後悔しております。翌日二日酔いの状態で講演された馬場先生に「今日の講演はキレがないですね」と言ってしまいまし た。その結果、それからプレゼンの機会がある度に「やましん(ラボでのあだ名)がこれからキレのある発表をするぞ」とラボ内で注目を集められるようになり ました。更に、そのプレゼンがいまいちだと「今日の発表はキレがなかったな」とこれまで以上の酷評をいただくようになりました。まだまだプレゼンの練習が 必要となりました。

 最後になりましたがFSFにお誘い頂きました宮崎大学の水光先生、榊原先生、そして運営委員の皆様にはこの場を借りて熱く御礼申し上げます。今後とも、 メタボロミクスとやましんをよろしくお願いします。

 

銀賞  中村崇弘(宮崎大学農学部)

 先 日はFSF第20回記念学術集会お疲れ様でした。研究を始めたばかりであり何の実力も知識もない未熟者の私がこのような賞を頂き実に感激しております。本 大会には指導教員から「おもしろい研究会があるから参加してみないか」といわれ好奇心で参加しまし た。そして実際参加したところ非常に楽しく過ごすことが出来ました。3分間のプレゼンテーションは時間をオーバーするという失態をおかしてしまいましたが 宮崎地元補正(?)を頂き何とか乗り切ることが出来ました。ポスターセッション開始直後、徳島大学の寺尾先生がデータの一つを見て「いい結果が出て良かっ たな」というコメントをくれました。それは[ブルーベリー葉抽出物より分画されたプロアントシアニジン重合度の低いFrが脂肪細胞のTG蓄積を抑制する] という結果だったのですが、寺尾先生のような重鎮に御褒め頂いたことが非常に嬉しく、モチベーションを上げてくれる出来事でした。ポスターセッションはそ ういう喜びを感じることが出来た最高な時間であり、本当にあっという間に過ぎてしまいました。また先生方のみでなく数多くの院生方からもご指導を頂くこと が出来た非常に有益な時間でもありました。私とあまり年の変わらない方が大変広い知識を持っており驚かされました。この経験を活かし大学院進学後も研究 発展を目指します。是非今後ともお話などさせて頂き、ご指導願えればと存じます。最後にこのような場を設けてくれたFSF運営局の先生方に感謝を申し上げ ます。自分の写真を1枚ということですが、会場のコテージヒムカにおいて尊敬する先輩と記念撮影した写真です。

 

銅賞  大西康太(京都大学大学院農学研究科)

 この度は、ポスター賞という名誉ある賞を受賞させていただき、ありがとうございました。他の発表者の方々が、ハイレベルな研究内容を発表されていたので、正直、受賞は難しいだろうと感じていました。身に余る光栄です。

  当日、ポスター会場で、今回の斬新な投票方法を聞いたときは驚きましたが、普段は触れ合うことのない多くの方々と、自分の研究内容についてゆっくりディス カッションすることができ、新鮮で貴重な時間を過ごせました。また、懇親会後に発表をする機会も今回が初めてでした。僕を含め、発表者の多くは、できるだ けお酒を控えていたように思いますが、司会をして下さった先生方は、完全に少し酔っ払っていらっしゃったように見えました。悪ノリが過ぎると思いました。盛 り上げていただいて、本当にありがとうございました!和気藹々とした雰囲気の中で発表ができて、嬉し恥ずかしかったです。お酒飲みながらのディスカッショ ンっていいですね!友達もいっぱいできました!あと二時間ぐらい続けたかったです。  今回の受賞に恥じぬよう、今後も精進いたします。次は金メダルをいただきたいと思います。  最後になりましたが、共同研究をさせていただきました石坂朱里さん、河合慶親先生、寺尾純二先生に深く感謝いたします。また、本大会出場にあたり、毎晩 遅くまで隣の席で励まし合った後輩の田中遼平くん、直前まで発表練習にお付き合いいただいた村上先生に深謝いたします。ありがとうございました。